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 鈴振れば魑魅魍魎は鎮まりて海王の眼みどりに濡れて (086:魅)
 恋なれば故意には非ず濃い紅の鯉を捧げて一夜を請いし (087:故意)
 素饂飩に七味辛子をぶっかけて分けて啜った仲だといふに(088:七)
 サイレンの谺の夜は犬も泣くそも産声は生への煽情   (089:煽)
 濡れたままきみの毛布に包まって星を数えた/海を見ていた(090:布)
 見てご覧おまえが隠しておいたもの冷たいベッドの月の骨片(091:覧)
 長き夜西洋骨牌で占って勝手に決める己が没年  (092:勝手)
 足りぬのは言葉それとも愛の量花のごとくに印す咬み傷 (093:印)
 通りすがる猫に雇われ耳を掻く透けてあえかな和毛と血潮(094:雇)
 運命数三と八だと告ぐ君よ三と八とは詐欺師の数字  (095:運命)
 翻るマントの赤を残像に二十世紀に消えし怪人  (096:翻)
 高みから不意にかいなが触れてくる陽射しのような吐息のような (097:陽)
 定・吉と刻めどひとり肉片を抱けば腐臭は甘く重たく (098:吉)
 廃園の軋んで揺れる観覧車数えきれない夜を眺めて  (099:観)
 隊列の最後太鼓を打ち鳴らし笑い仮面の男がゆけり  (100:最後)



寝て起きれば来年とは。
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