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 最前線○○県の○才の○田○男の最後の手淫
                    (題詠2014:57 県)

           a1180_016911.jpg

防毒マスクをつけもんぺを穿いて走っている。明るいような薄暗いような白っぽい景色の中、周囲のかたちははっきりしないが道の先にひとが倒れていて、重たい足を動かしながらなんとか近づこうとしている。”姉ちゃん”と大きく叫んで、その声を出している気分のまま目が覚めた。喉が涸れきってぜいぜいする。

あたしは防毒マスクなど実際に見たこともないし、婆あといえどももんぺを穿いてた年代よりは遥かに若いし、第一姉など持ったこともなければ欲しいと思ったこともない。
なのにマスクのゴムの匂いやごわつく木綿のもんぺの肌触りがいやにリアルで、そのひとに早く駆け寄らねばという切迫感や、もしそばに行けてももう遅いのだという絶望の思いが夢とは思えないほど胸に痛くて、これは一体誰が見ている夢なのだろうかと、覚めて暫く息を切らせていた。
ホットカーペットにごろんと横になって昼寝なんかするからだ。

覚めてから思い出せば、両手には生きた子象を嵌めていてそやつらがぱおぱお鳴いていたような気がしてきて、こうやって書いてるうちに案外あれは性的な夢だったのかもしれないと思って少し赤面。

夢が実際の記憶だけでできているとは思わないけれど、今まで読んできた本にだって手袋のように子象を被るなんて話はなかったぞ、と改めてじっと手を見る。
あたしもそうだけど、石川啄木だってそんなに働いたひととは思えないけどね。
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砂女

Author:砂女
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