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□  1273
 呼ぶ声は聞こえたろうかにんげんの最後の耳に海からの声
                      (題詠2015:01 呼)

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題詠2015からまたお題を借りる。
今年もお世話になります。
最後まで、昨年よりはきちんと余裕を持ってたどり着きたい。
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□  1263
 だんだんにものを忘れて笑ってるよい一年でありますように

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ゆっくりとやっていきます。
みなさまにも良い一年でありますように。
□  1262
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 鈴振れば魑魅魍魎は鎮まりて海王の眼みどりに濡れて (086:魅)
 恋なれば故意には非ず濃い紅の鯉を捧げて一夜を請いし (087:故意)
 素饂飩に七味辛子をぶっかけて分けて啜った仲だといふに(088:七)
 サイレンの谺の夜は犬も泣くそも産声は生への煽情   (089:煽)
 濡れたままきみの毛布に包まって星を数えた/海を見ていた(090:布)
 見てご覧おまえが隠しておいたもの冷たいベッドの月の骨片(091:覧)
 長き夜西洋骨牌で占って勝手に決める己が没年  (092:勝手)
 足りぬのは言葉それとも愛の量花のごとくに印す咬み傷 (093:印)
 通りすがる猫に雇われ耳を掻く透けてあえかな和毛と血潮(094:雇)
 運命数三と八だと告ぐ君よ三と八とは詐欺師の数字  (095:運命)
 翻るマントの赤を残像に二十世紀に消えし怪人  (096:翻)
 高みから不意にかいなが触れてくる陽射しのような吐息のような (097:陽)
 定・吉と刻めどひとり肉片を抱けば腐臭は甘く重たく (098:吉)
 廃園の軋んで揺れる観覧車数えきれない夜を眺めて  (099:観)
 隊列の最後太鼓を打ち鳴らし笑い仮面の男がゆけり  (100:最後)



寝て起きれば来年とは。
□  1261
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えへへへ、すっかりさぼっておりました。
取り急ぎまずは短歌を特急で。


 沼に来て水を見てゐし昼さがり秋のをはりの風に吹かれて (068:沼)
 この国の排気口から吹き上がる言葉の破片音なき悲鳴(069:排)
 埋み火を未来の我に届けむとしつとり重き冬の足裏 (070:しっとり)
 空焼けて崩れるまでは側にいる約束だった透明の猫 (071:側)
 墓銘碑の最後の名前であるからは朱を入れるらむ朱の褪せるまで (072:銘)
 しゆんしゆんと湯の沸く音の山宿の谷の深さが眠りの深さ (073:谷)
 焼き上がるパンの幻臭目覚めとはこの世の朝かあの世の夜か(074:焼) 
 暖かき背に張りついて盆ぎりと細き声聞く不在の母の   (075:盆)
 明けほのか角を曲がりて駈けて来る足音のひと黒蝶を連れ (076:ほのか)
 鏡面の愚王の宴いまたけなは余りに聡きピエロの涙    (077:聡)
 いつからか縮みし軀踏み台に古書を重ねて棚を乾拭く   (078:棚)
 絶対無とふ歓喜を説きしひとがゐて黙らせるべし唇舐める (079:絶対)
 その夜の議論の後の酒熱しあした死にゆく男と思う  (080:議)
 主体であるつもりで森に迷い込む捕虫網持つ少年の熱 (081:網)
 捨ててきた記憶の中の三つ編みの赤いチェックの襞のスカート(082:チェック)
 欲しいのは桃色珊瑚ではなくて変幻自在の入射光線  (083:射)
 若皇子の細首絞めて出奔す赤の女王の恋の荊冠  (084:皇)
 登り着くかつて小島でありし山東の海に遥拝の宮 (085:遥)


なんというかもう困ったものです。
□  1249
 あんなにも憎みしひとの去りしのち古き手帳に残る筆圧
                      (題詠2014:67 手帳)

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前にも後にも、上にも下にも言葉は伸びるのに、いまにはちっとも留まってくれない。
捨てなきゃいけないものも場所もまだまだ多いのだろう。

最近、自分は致命的に感情が薄いんじゃないかと思っている。
□  1246
 海に向く砲台の跡幻の敵とは内に棲みつきしもの
                    (題詠2014:65 砲)

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落葉は銀杏が好き。冷たくてさらさらしている。
埋まり込んで眠りたい。
(あ、日付けがずれてるじゃないか)
□  1244
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 びしょ濡れの懲らしめられた犬の眼でこっちを見てる神や仏や (題詠2014:60 懲)
 夜来れば硝子の鍵で倉庫開け硝子の猫に説く愛のこと (61 倉)
 夢に飛ぶショートピースの缶の鳩金の翼はしゃらしゃらと鳴る (62 ショー)
 朽ちかけた癲狂院に置いてきたわたしよわたし恙なきかな (63 院)
 消えてった妖術使いの片袖を抱いて残り香燃えさかる火の (64 妖)













間に合わない、間に合わないとアリスの兎のように

それにしてもメタセコイアの紅葉は綺麗だ。和名はあけぼの杉、さもありなむ
□  1243
 夕焼けの蓮華畑を人死にの多き団地に変へて「ふるさと」
                   (題詠2014:59 畑)

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久しぶりに夫の親友俳人と秩父路を歩いてきた。
これで四度目。今回は荒川を渡って武甲山を対岸に見て長い丘陵を歩く。

舗装道が多かったからか思いの外足にきた。
写真が武甲山。俳人が高校生だった頃とは全くかたちが違うそうな。
きっと来年は登ろうね、と言い合ったもののこの傾斜。恐ろしや。
次は町中の札所巡りになる予感。

俳句はできない。ふたりともどうも吟行向きではない。




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