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【新いろは歌ー10】
<46 2016いろはの日 お題は「夏休み」その一>
肩へ猫乗せ刷毛を持ち

夢編む魔法夜空塗り

ブルー鶸色オレンジと

絵日記で咲く夏休み



かたへねこのせはけをもち

ゆめあむまほうよそらぬり

ふるーひわいろおれんしと

えにっきてさくなつやすみ 

<47 2016いろはの日 お題は「夏休み」その二>
濡れ縁で氷食べ

虫拾う野を行けよ

北西 空は赤

船待ちさっきもメール

「夏休み永遠に」



ぬれえんてこおりたへ

むしひろうのをゆけよ

ほくせいそらはあか

ふねまちさっきもめーる

なつやすみとわに

<48 2016いろはの日 お題は「夏休み」その三>
菩提樹の香地を縫って

微睡む猫ら夜へ和せ

ブーゲンビリア遅く咲き

もう夏休み晴へ笑め



ほたいしゆのかちをぬって

まとろむねこらよるへわせ

ふーけんひりあおそくさき

もうなつやすみはれへえめ

<49 2016いろはの日 お題は「夏休み」その四>
ラムネ瓶青い気泡を

メモの下知「外ぶっ壊せ」

繰り出して浜辺にカヌー

夏休み夜さえ揺れろ



らむねひんあおいきほうを

めものけちそとふっこわせ

くりたしてはまへにかぬー

なつやすみよるさえゆれろ

<50 淋しい鬼>
泣く夢も泡夜空冷え
ネットのロマンフリーダム
稚児部屋駈けてほつれ縫う
淋しい鬼は咳をする

なくゆめもあわよそらひえ
ねっとのろまんふりーたむ
ちこへやかけてほつれぬう
さみしいおにはせきをする

※「淋しい鬼は咳をする」というフレーズを使った素敵ないろはがあったのです。
 その一行がとても気に入ってお借りしてしまいました。
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毎年4月8日はいろは48文字にちなんでいろは歌の競演がネットで繰り広げられます。
やり始めるときりがないので近頃はその日だけにしか作りませんがこの遊びは奥が深い。
いつか旧仮名を使った正統のいろは歌を作ってみたいものです。
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【新いろは歌ー9】
<41 2015いろはの日 お題は「紅葉」その一>
胸流る紅蓮は紅葉

泡立てぬ摂理引っ裂き

山を染め解けるオーラ

冬越えよ生命薄紅



むねなかるくれんはもみし

あわたてぬせつりひっさき

やまをそめほとけるおーら

ふゆこえよいのちうすへに

<42 2015いろはの日 お題は「紅葉」その二>
謎溢れホーンは止まぬ

地を分け夢の根っ子へ

夜さえも光に噎せて

君といた黄落する城



なそあふれほーんはやまぬ

つちをわけゆめのねっこへ

よさえもひかりにむせて

きみといたおうらくするしろ

<43 2015いろはの日 お題は「紅葉」その三>
鬼となり生きる世愉し

紅絹を着け吹く風八尋

嘘散って朝は謀叛ね

忘れぬ子らへ夢舞えー



おにとなりいきるよたのし

もみをつけふくかせやひろ

うそちってあさはむほんね

わすれぬこらへゆめまえー

※最後のーがいかにも苦しい

<44 夏至の川>
滅びは夢よそれを以ち

舳先塗りませ蘭三つ

Aum唱えて薄藍に

下る小舟や夏至の川
 

ほろひはゆめよそれをもち

へさきぬりませらんみっつ
 
おーむとなえてうすあいに
 
くたるこふねやけしのかわ

<45 海ホテル>
艀を下ろす海ホテル

猫鮫Mの柔らかな

背鰭も戦ぎ位置に待つ

アフタヌーンへゆっくりと



はしけをおろすうみほてる

ねこさめえむのやわらかな

せひれもそよきいちにまつ

あふたぬーんへゆっくりと

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ほぼ一年ぶりの更新になりました。
なにがあったわけではありません。
ひっそり元気に生きております。

写真は本日歩いた桐生城山。
桜の中をへろへろと登りました。
里山歩きも実に半年ぶり。
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少し長めの旅をしていた。
九州生まれのせいか根っからの南体質で、ずっと気になっていた屋久島へ。
よく目にする杉の大樹たちも良かったが(とはいえ有名な縄文杉もウィルソン株にも行かなかった、わりと意志的に)ゆっくりと時間をかけて歩いた島の西部の原生林の森がとても気に入った。

お天気はいまいちだったけど山もたくさん歩いてきた。
もう一度、できることなら行きたい場所ができたのでいくらか前向きになれるかもしれない。

たくさん写真を撮ったのでおいおいUPするつもりです。
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  杉林抜けて春子の秘密基地
  紅椿捨てていいのはふたりまで
  淑やかに身重告げくる紅椿
  春雷や善きひとはみな先をゆき
  まだすこし遊び足りない春灯
  蜂の巣の育ち早くて古団地

夫の隣で走っているとこの町にはあちこちに転んだ場所があって、お前さんの地図は罰点ばかり、そのうち真っ赤になるやもしれぬ、などと言われて、そりゃあ自爆もあるが相手が100%悪い事故もあってあたしばかりのせいではないと少し口惜しい思いで言い返したことがあった。
バイクは機械だからときにはままならいこともあるけれどついに自分の足で歩いているのに見事にひっくり返り、三月はお寺に縁のある月、七回忌のときの池端だったのはあんまり呑気にこの世に漂ってるので呆れた夫の悪戯だったかもしれず、どこかにいるらしき”おてんとさま”からのイエローカードだったのかもしれない。

骨は大丈夫だったが右手首の捻挫と打身とでしばらく不自由した。
もう二週間経つのにまだ右手は思い通りには動かせず、うんと若い頃足首を捻挫したことがあって痛いのを怺てお風呂に入ったら二倍にも膨れ上がり慌てて医者にかかった覚えはあって、それは三日ほどで治りました、ともう馴染みになった整形医に言ったらそんなわけはないでしょうと笑われた。でも記憶の中ではあっという間に普通の動きに戻ったのは間違いなく、舅に転ばないでねと何度も言っていたのにわが身だって充分に年老いていると再認識。

いつもの句会もお休みしてうだうだ家の周りを歩いているうちすっかり春で、残念ながら心の弾まない春になってしまった。
でもまたきっと転びそうな気がする。
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  錠剤は青立春の処方箋
  寒明くる流れて早き夜の雲
  颯爽と攫いにおいで春だもの
  はこべらとらをつけてみる風渡る
  春鴉ラ行の音がままならず
  海苔干すや永遠ひどく長過ぎて






やっと追いついたと思ったらまたさぼって季節に引き離された。この兎体質は一生改善されることはないのだ(断言)。

ご近所の臘梅の香りにぼおっと酔っていたら、いつの間にか時間は飛んで今は天神さまには梅が咲き始めている。けっこう散歩してあれこれ目にしていてもどうしても写生句はできないな。
最近同好の方とときどき家で句のことなど。
駄目な句、嫌いな句については説明できても、良い句は作れないし好きな句はなぜ好きなのかどうしてもうまく言えない。もどかしい日々。
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  落葉風むかしの君とすれ違ふ
  犬の名を猟夫やさしく呼びにけり
  野施行や仏と分ける般若湯
  冬ひよこ灯ともし頃だぴよと鳴け
  青空の焼ける匂や冬菫
  登るたび軋む階段冬終る






この町の少し奥にある鳴神山にはもう少し後の季節にナルカミスミレが咲く。ヒトツバエゾスミレの白いものをそう呼ぶそうで、登る度に白い菫はみつけるのだがどれもヒトツバエゾスミレではないようでまだそのナルカミスミレを見たことはない。
菫は変化が激しくて種類が多くスミレ属だけで400種、鳴神山だけではなく日本全国各地に独自に変異した固有種がたくさんあるそうだ。何度教えられても微細な違いで、もし見たとしてもそれが何スミレなのかきっとあたしには判断がつかないだろう。

花の名は覚えられなくても花は、特に春先の花は好き。
少し前に山で踏みつけられていたニオイスミレを庭に植えたのだけど、次の春に出始めたときにどうやら雑草と思って抜いてしまったらしく今はビオラだけが霜に耐えてちんまりと咲いている。
一面菫とか一面いぬふぐりとか一面スノードロップとかに庭を仕立てたいのだけど、花が終ってしまえば緑一色でつまらなくなるので小さな草花がちまちまといつも咲く雑然とした庭になってしまって、もう少し趣味のいい暮らし方をしたいと思うこともあるのだ、ごくたまに。
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  くるぶしの冷たい方は雪女
  冬空の電線下のドにしりうす
  葱汁の匂いそろそろ別れどき
  ゆつくりと狂ふ老嬢冬の梅
  雪安居生者はあたしひとりらし
  大寒の寝臭き男愛しめり




”ももの花”というクリームというか油というか、冬用のそんなものがあった。小さい頃は今のようにお湯がふんだんに使えないので水仕事の後は手にすり込んでそれでもたいていしもやけになりあかぎれになった。祖母がうるさいひとだったのでけっこう家事は手伝って、洗濯機がやって来た日も火鉢からストーブに変った日もうっすらと覚えている。炬燵もはじめは練炭じゃなかったっけ。

足の指がしもやけになって、これは家事のせいではなく不精してちょっとの移動でも歩かずにバイクに乗って用を済ますから。
そういや耐寒訓練というのがあって、小学生が団体で夜道を列をなして歩かされたりしたのだった。血行が良くなるとズックの先に鷹の爪をちり紙(まだティッシュはない)で包んで入れて送り出された。少しも楽しくなかったので発熱するのを願ったけどそんなに虚弱な子どもではなかった。あれはなんのための訓練だったのか。

中国のひと全員がティッシュを使うようになると地球の森林はすぐに滅びるなんて計算してふたりで恐ろしがったことがあるけれど、日本人だって恐ろしい事態に手を貸しているのは一緒なのにね。
ずいぶんと遠くへ来ちゃったような気もするしあっという間だった気もするし。室内は嘘のように暖かくなったけど外の寒さは年々辛くなる。
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 呼ぶ声は聞こえたろうかにんげんの最後の耳に海からの声
                      (題詠2015:01 呼)

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題詠2015からまたお題を借りる。
今年もお世話になります。
最後まで、昨年よりはきちんと余裕を持ってたどり着きたい。




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